2001年12月アーカイブ

「ほの暗き城門くぐり大銀杏耀く道を武道館に着きぬ」 (幸乃さん2001年12月6日

いいですねー。「ほの暗き城門」という重い出だしが、「武道館」の暗く重みある語感に呼応しています。その中間が陽光あふれる道で、すっかり黄葉した大銀杏並木がまぶしく輝いている。。。やわらかを出すため「耀く」をひらがな表記とし、また結句だけ添削しておきます。

添削(梧桐):
「ほの暗き城門くぐり大銀杏かがやく道を武道館へと」(幸乃

結句「武道館へと」は、字余りを直したというよりも、動作の継続を表すための添削。もちろん「(・・・歩む)」を省略した形です。これにより余韻が強くなりました。)

動きを出したいとき

| コメント(0) | トラックバック(0)

「メキシコの香りとラムに溶けながら抱き寄せられて踊るメレンゲ」 (nanamiさん2001年12月5日

添え書きに言われる「ひっつき具合」とは、男女のペアのくっつき具合のことですね。それがサルサよりすこ~し(つまりかなり)上の踊りだと。
この歌、音という文字はありませんが、ダンスですから、当然音楽がバックにありますね。「ラム」は「ラム酒」のことですね。メキシコでは、料理酒としてだけではなく、ラム酒は結構飲まれるとか。用語としては、「溶けながら」がイマイチ。だけれど、「溶けながら抱き寄せられて」とは、ちょっとドキッとします。特に「抱き寄せられて」がいいですねぇー。目に浮かびます。(自分も踊りたくなる・・。)ただ、結句は逆がいいですね。踊りですから、動きを出したい。そんな時は名詞止めではなく、動詞か用言で終わるようにするのです。

添削:
「メキシコの香りとラム酒の陶酔に抱き寄せられてメレンゲ踊る」 (nanami)

旅行詠だとわかる

| コメント(0) | トラックバック(0)

「早朝のチャオプラヤー川に乗合船行き交ひ初めて一日始む」 (桐子さん2001年12月1日

結句の「始む」は変ですね。これは「はじめる」ということですから。ここは「はじまる」と言いたいのでしょう?「チャオプラヤー川」という固有名詞が効いていますね。これで旅行詠だということが分かります

添削
「早朝のチャオプラヤー川に乗合船行き交ひそめて今日が始まる」 (桐子)

カテゴリ

アーカイブ

Powered by Movable Type 4.22-ja