歌の焦点

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「我が夫の病床に 見舞いし友の花束 水仙からあじさいへ」 (加奈江さん2002/01/13

「病床の夫に会いし早朝の 窓辺に見ゆる寒椿 我と同じか頭重たげ」 (加奈江さん2002/01/13

なるほど、いずれも思いが余って、短歌になっていませんね。(内容は深刻であり、うまくまとめれば人の胸深くを打つ、いい歌になるはずです。)こういう時は、一番詠みたいことは何か、を自問し、それに焦点を当てて作歌するといいですよ。詠み込めない分は、主題を生かす最低限の要素以外どんどん切り捨てるのです。そうした上で、短歌という定型詩の持つ律調が出せるように、言葉選びをするのです。勿論、調子良過ぎて言葉が流れ過ぎてもいけません。その当たりは経験を積むことで会得するしかありません。

添削:
「我が夫(つま)の病床、見舞ひの花束のはじめ水仙いまは紫陽花」(加奈江)

「病む夫(つま)の部屋の窓辺に寒椿吾が頭(づ)の如く重たげに咲く」(加奈江)

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