「斑雲（むらくも）に朧三日月消え入りさう安倍政権もかくやと思ふ」（梧桐）

「一茎のみオーニソガラム・サンデルシー世相のごとく不安げに咲く」（梧桐）

「起こりたる銃乱射に学生答へけり「頻発するから驚かない」と」（梧桐）

「若ぶっても体は正直、つまづくたびレジリエンスは弱くなりゆく」（梧桐）

「隠々と盆踊り唄を幻聴す郡上八幡を妻と歩みて」（梧桐）

「吉田川 急流にして岩を噛み段（きだ）くだるときに激しく繁吹（しぶ）く」（梧桐）

（梧桐）：（新仮名）

「「学び」とか「便り」などなど仮名付すは動詞の連用形の名詞化だから」

「瑣事だけど「情け」に「け」を付けるのはなぜだろう。動詞の連用形でもないのにね」

「「君は」などの「は」は「わ」と発語しても「わ」と書かない。「ずつ」など同音だからと「づ」を「ず」としたのに」

「「へ」には「え」と「へ」があるとはややこしい。発語重視なら「え」と書けばいいのに」

「妻はじめ多くの人が不思議がる。テレビが遠隔映像うつす仕組みを」（梧桐）

「長寿化は他国（よそ）でも進み９２歳で首相に返り咲く人も居る世ぞ」

「エキスパンダー４本伸ばせ３本は楽々だったが今は２本まで」（梧桐）

「国字には訓（くん）はあれども音（オン）はない？たとえば鯱（しゃち）は「コ」とは読まない？」（梧桐）

「実力差というより心身萎縮して中国に勝てない卓球日本」（梧桐）

「「杜の宮-市（いち）」に街は賑はふに一すぢ入れば人影なくて」（梧桐）

「ヒメジオン？ハルジオン？軒下の花を「春だ」と風がささやく」（梧桐）

「人間は血涙ながすに目より血を発射し護身するトカゲあるとは」（梧桐）

「穏やかな今の心を喩ふれば満月といふより十三夜の丸さ」（梧桐）

「家前の花水木散り萌えたてる若葉は緑の花と言ふべく」（梧桐）

「いづくより湧くのかナメクジ雨の日は小鳥の餌に集（たか）る不気味さ」（梧桐）

「時として数多（あまた）の想念が錯綜す疑似酩酊といふに等しく」（梧桐）

「北朝鮮が核開発を止むるらし米ロが続かばいかにうれしき」（梧桐）

「『少年よ大志を抱（いだ）け』とうクラークの名言ものちの改作だそうな」（梧桐）